清め塩は「必要」か?
清め塩とは?
葬儀参列の時に粗供養を頂きますが、その端の折り返しのところに必ず塩の袋が入っています。
さて、一体なぜでしょうか?
これほど死者を冒涜(ぼうとく)するものはありません。
答えは、「死魔(しま)」といって死者を忌み嫌ったのです。
忌み嫌うとは、嫌って避けたり、ひどく嫌がるさまをいい、「死」を汚いもの、穢(けが)れたものとして扱っているのです。
また、出棺の時、お茶碗を割るのもそういうことです。
その行為は、死者が仮に家に帰って来ても、「あなたのお茶碗はありません」と言っているのです。
これは私に「祟らないでくれ」と死者を忌み嫌っているあらわれです。
この話の原点をご理解下さる人は、必ず「清め塩」が必要なくるはずです。
それでも必要ですか…?
俗にあの人は、ガンで亡くなったとか、心臓が悪くて亡くなったとか言いますが、正しくはそうではありません。
それは、生まれてきたから亡くなるのです。
皆、漏れなく死にますが………
それでも「清め塩」が必要ならいくらでも持っていきなはれ…… 以上
この記事を書いた人
【ぶつぶつ雑記編集部】 住職
一緒に考え、対話することを大事にしています。
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