お墓とは?
お墓とはどのような役割でしょうか?
お墓とは、「亡き人の死後の安息所」という考え方が一般的です。
しかし、浄土に往生された方が、いわゆる「草葉の陰(くさばのかげ)」にとどまっておられるはずがありません。
お墓は、あくまでも、亡き人の遺骨を埋葬している墓所であります。
それは、私たちが、亡き人の子孫として、今日あることに感謝せずには居れない場所であります。
そのように、私たちの世は、「前に生れんものは後を導き、後に生れん人は前を訪(とむら)へ、連続無窮にして、願わくは休止せざらしめんと欲す。無辺の生死海を尽くさんがためのゆえなり」とあるごとく、みんな繋がって生きているのです。
つまり、安心して前の者は、私の後に付いておいでとおっしゃっているのです。
お墓の正面に文字は、拝む対象となりますから、「南無阿弥陀仏」あるいは、「倶会一処」と刻むのがよいでしょう。
ただ、◯◯家と入れたいのであれば、一段下の台に刻むとよいでしょう。もしくは、花立の所に刻むとよいでしょう。
「霊」という文字は使いませんのでご注意を!!
この記事を書いた人
【ぶつぶつ雑記編集部】 住職
一緒に考え、対話することを大事にしています。
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